2013年02月01日

中国漢代鏡とケルト円盤 分割合成図版 作成


celt3-han4-div-b-up.jpg




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とりあえず特に解説することはありません。見てのとおりです。

posted by コマプ墨田 at 23:41| 古代鏡関係調査

2013年01月30日

中国漢代鏡の解析 マトリクス配置解釈変更図版作成

以前提示した漢代鏡解析で重大な解釈変更。この配置だと驚くべきことにマトリクス三段階同心円の全てが造形側同心円に一致である(黄色表示)。まず間違いということは無い。あまりに見事なシンクロである。解説は後に。

中国漢代鏡 (8放射状連結-3段階連鎖縮小マトリクス)

china4-b-8r-03-up.jpg

高画質jpg 線幅0.25

補足:↑マトリクス同心円最外周円を、造形側同心円で形成される彩色帯、外から4番目の黒色帯の外側の円に合わせた状態。

PS:
当初upしていた解析図版のマトリクスは、検証過程で使った一部要素を減らした不完全版でした(中心部の円の密集を避け造形側状態を確認する為のもの)。先ほどミスに気づいて、改めて完全なマトリクスでの解析図版を作成しなおし入れ替えました。この新図版は超驚異です。マトリクス三段階同心円の一致どころか、他の2つの造形側同心円がマトリクスの特異連弧帯を内接するように設定されていることが明瞭です。他の造形側諸要素もマトリクスとの綿密なシンクロにより合理的に導き出されております。

posted by コマプ墨田 at 07:42| 古代鏡関係調査

2013年01月23日

ケルト円盤のマトリクス適用法解明に進展

ケルト円盤のマトリクス適用方法について、当初この項で「二段階連鎖マトリクスの適用」との見解を記述し、後にこれを戻し、改めて「三段階連鎖マトリクスを用いて、放射状連結により新規発生する特異な連弧領域に造形側同心円を当てはめている」という見解を記した次第ですが、数日冷静に考えた結果、やはりケルトに関してはこの適用であると判断します。

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高画質jpg

matrix-18r-b-up.jpg
高画質jpg

(↑補足:放射状三段階同心円は黄色で表示されています。)


マトリクス側で、三段階縮小同心円の二段目円を挟んで、狭い帯状の新規特異連弧が形成されており、造形側二段目円はこれを写し取っていると解析図版から十分に判断できると考えます。この連弧帯は三段階マトリクスにおいて初めて発生するものです。また、造形側三段目円がマトリクス側縮小同心円の三段目とシンクロしていない事が予てからの問題としてあったのですが、造形はマトリクス同心円三段目よりわずかに外周に発生している特異連弧帯によっての規定を選択しているという判断が、これも十分に解析図版から読み取れると考えます。

こうしたマトリクスの放射状連結により発生する特異な連弧への造形側同心円適用は、ジャマールプル仏立像の後背、古層チベットのへーヴァジュラマンダラなどにも検出されるものです。

上記見解の端緒は以下にあり、ここでの着眼は正解だったと考えます。


新たなケルト円盤のマトリクス解析

最初見た時に、マトリクス同心円3段目と造形側同心円とのシンクロ精度がかなり悪いように思ったのですが、この造形側同心円はマトリクス3段目同心円より少し外周に発生している連弧状の特徴的放射形状にシンクロさせている可能性が推測されます。先行して検証した同種デザインの円盤においても、3段目同心円の精度が低い旨以前に指摘してありますが、これも同じ要因によるかもしれません。


ケルト造形からさらに古代にマトリクスのルーツをたどることは、十分可能であり、その源として古代メソポタミアが位置することは確実と踏まえます。ラース・シャムラの円盤に同じマトリクスが適用されていることはほぼ間違いありません(参照)。これが当追跡調査がたどりえた最古の場所です。詳細作業に着手できる条件が整わず万年棚上げが続いておりますが、アッシリアやバビロニアの造形が無関係である風にはざっと見てもありえなそうです。細かく遺品を見定めて作業をやっていけば、この領域でもかなり一貫性のある歴史マップが見出せる予感はあるわけです。
posted by コマプ墨田 at 17:18| 古代鏡関係調査

2011年11月06日

「松浦」という地名は実は元来「マツラ」だったというあたりを、

これ昨日NHK第二でそうだと言語学者の方が言ってましたですね。まぁ要は「魏志倭人伝」にある「マツラ国」でしょう。自分的には、当然インドのマトゥラーゆかりの集団が到着してるという印象なわけであります。ここは証拠無いですが(笑 

ただ、三角縁神獣鏡が確実にインド中国経路の造形マトリクスに基づいているので、卑弥呼の部族のルートと大陸側文化との密着性は深く推測すべきところではあります。もっとも、三角縁神獣鏡以外の鏡にも同じ構造基盤は標準に近い頻度で見られるようなので、特に邪馬台国だけがそうだとも言えないわけですけども。なにしろ古代鏡系列は量が膨大なので大物の検証段階で終わってしまっており、現状細かくやってないわけであります。でもまぁここまでの分で十分確実と言えるのは、邪馬台国が歴史に記録されてる相当以前から日本列島は大陸側と通々だったということですね。中国側の銅鏡形成システムは既に紀元前の漢時代には完全ピーク迎えてますから、そこから邪馬台国の時代だと余裕の期間です。
posted by コマプ墨田 at 14:41| 古代鏡関係調査

2011年07月03日

新たなケルト円盤のマトリクス解析

ケルト領域追跡の最初に用いた円盤と同種デザインの遺品が眼にとまり解析作業を行ったところです。放射状に18個の顔が表現されているので、マトリクス側も新規に18放射状のパターンを作成しオーバーラップさせた次第です。以前の同種デザイン遺品は顔が20個あり、これについても20放射状マトリクスでの再検証が必要かもしれません。

解説の文章は後に記述します。とりあえず図版のみ。

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高画質jpg

matrix-18r-up.jpg
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最初見た時に、マトリクス同心円3段目と造形側同心円とのシンクロ精度がかなり悪いように思ったのですが、この造形側同心円はマトリクス3段目同心円より少し外周に発生している連弧状の特徴的放射形状にシンクロさせている可能性が推測されます。先行して検証した同種デザインの円盤においても、3段目同心円の精度が低い旨以前に指摘してありますが、これも同じ要因によるかもしれません。

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オリジナル画像引用サイト→ Bensozia: Celtic Art 1

posted by コマプ墨田 at 16:18| 古代鏡関係調査

2010年12月09日

ユーラシア同心円造形理論追跡ミッション拡大中なんですが・・・

当方追跡ミッション中で一番まともな路線であるところの大乗仏像造形をも包括するユーラシア造形理論なんですが、実のところ、これあんまり派生的で微妙な問題を羅列していくと逆に信憑性を疑われる可能性もあるとも思っているところです。なにしろ20年からやってるのにほとんど賛同者いないわけだし、まぁ絶対確実で単純明快な事例をまず世間に納得して貰うとこからが第一段階であるのに未だ成果ゼロですし(笑)。にも拘らず、個人内でどんどん先を処理していって、現在の常識からの離反度がでかくなりすぎるのもなんなのかなぁという心理もあるので御座います。といっても、飛鳥仏は後期マトゥラー派の造仏論理そのままですとかの段階で常識感覚からは離反してるとは思うものの、でもこれはもう確実の事実証明済みではあるのでまぁここまではいいかと思うのですが、最近になってかなり際どい経路がまたまたインプットされてしまったのですが、とりあえずここは範囲をしぼらんとならぬ気がして、深追いをやめてる状況であります。このユーラシア枠を外れてしまう新ライン(可能性)はさすがにちょっとぶっ飛びすぎている。

でもこれまで提示してる解析図版の主たるものはマトリクス対応の確実性が相当高かいし、それらの一貫性は既に十分証明されていると思ってます。そんな中でも単品での現物確認で絶対的確実性発露は、どう考えてもこれじゃないかな?という気がしますね。これってマトリクス側の線が無くたって十分じゃないですか(笑) 左がケルトで右が中国漢代。この同心円構造の一致を否定することは不可能ですよね。新しい歴史追跡はこのテーマから一気に拡張するはずですけどねw

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高画質jpg画像

マトリクスのオーバーラップ無しの分割合成図版
左半面/ケルト円盤(アイルランド出土) 右半面/中国漢代鏡

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高画質jpg画像

posted by コマプ墨田 at 04:11| 古代鏡関係調査

2010年11月16日

ケルト円盤の解析

当方の主軸追跡活動である大乗像仏理論の展開で、造形を規定するところのマトリクスは、その出現が大乗の起こりを遥かに遡り、ユーラシア造形スタンダードであることは既に明確であって、その起源に向けてたぐるとすれば現状最古層はケルト造形に向かうことも判明してるのではありますが、なにしろ作業が大乗造形の領域で手一杯で、若干は中国日本の古代鏡の解析は行っているものの、この領域もまた膨大であり、なかなかケルト領域にまで踏み込む余裕なしのままずるずると来てるのですが、本日ネット内調査でこちらメトロポリタン美術館の遺品に眼がとまりまして、見た瞬間これは確実な遺品と判明したので、とりあえず、基本マトリクス単体によって同心円のシンクロ状況を確認したところで御座います。造形側最外周がべこってますけど、かなりシンクロ度は高い遺品と言ってよいでしょう。メトロポリタン美術館のデータだと制作年代の幅がありますが紀元前6世紀から以前の遺品ということですか。中国漢代の鏡より遡るものであるとの前提で全体マップを考えてよい模様です。解析状態としては見たとおりで、この位置関係でかなりの精度でマトリクス側三段階同心円と造形側主要同心円がシンクロするという事であります。

Gold Disk from a Spool BC900〜600(後期青銅時代 アイルランド出土)
The Metropolitan Museum of Art

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高画質jpg画像

図版引用サイト→the Metropolitan Museum of Art
マトリクスの解説→ユーラシア同心円造形の基盤構造作図法

PS: マトリクス三段階同心円全てが、造形側同心円とシンクロする他時代の遺品である中国漢代の鏡との左右分割結合による比較図版を作成

マトリクス側三段階同心円全てにシンクロする両遺品同心円の状態において、相当に精度の高い一致があることは一目瞭然です。

han-celt2-div-up.jpg

高画質jpg画像
posted by コマプ墨田 at 22:46| 古代鏡関係調査

2010年08月06日

西域の玉壁

先日取り出した十数年前の調査データにあった解析図版。元図版不明のため時代は不明です。本追跡ミッションの発端であるmathura-A1解析の時期に、この方面の連鎖も予感ありだったのですが、現実に主要遺品への具体作業をやってみたのがごく最近であります。が、その結果は当時の予想をはるかに超える規模だった次第です。→古代鏡関係調査記事

三段階連鎖の同心円を青色ラインで強調しときました。残念ながら基準図形同心円三段目は具体造形側同心円とズレが大きい。一段目と二段目のシンクロ度はかなり高いです。
  ↓

china-plate-sk1-up.jpg
PDF

china-plate-sk1b-up.jpg
posted by コマプ墨田 at 17:52| 古代鏡関係調査

2010年04月25日

前漢時代の中国鏡 解析その3 (飛鳥仏光背との二分割結合図版)

救世観音像光背側のマトリクス対応精度が完璧とは言えないのでありますが、双方が同一マトリクスを基盤とする事実の確認には十分の範囲と考える次第です。現状、双方遺品原画の解像度が低いため細部把握困難な図版にとどまり、今後より高解像度の図版からの図版作成が望まれるのではありますが、史実の新枠組み把握に重要な解析であり、まずはUPしたわけで御座います。

中国鏡(前漢時代) 法隆寺救世観音像光背(飛鳥時代)
二分割結合解析 PDF
kuze-tauB1-div-up..jpg

こちら釈迦三尊像光背も、チベット曼荼羅に確認できる完璧な精度には至りませんが、前漢中国鏡との結合状況は、同じマトリクス同調に依拠する事実を示す内容と考えます。

中国鏡(前漢時代) 法隆寺釈迦三尊像光背(飛鳥時代)
二分割結合解析 PDF
tauB1-horyuji-buddha-div-up.jpg

既述分

前漢時代の中国鏡 解析

前漢時代の中国鏡 解析その2(分割解析図版作成)


マトリクスの基本構造(単位図形)
http://revorida.sblo.jp/article/28716157.html
単位図形の6方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-6con-05.pdf
単位図形の8方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-8con-05.pdf
重要遺品解析図版リスト
http://revorida.2-d.jp/buddhism-1.htm
posted by コマプ墨田 at 03:10| 古代鏡関係調査

前漢時代の中国鏡 解析その2(分割解析図版作成)

前回提示した全体構造解析に加えて、原画と解析図版の二分割合成図版を提示させて頂きます。三段階同心円を強調し他の放射状交差円群のトーンを下げてあります。このPDF図版により、マトリクス側三段階同心円と、具体造形側同心円のほぼ完全と言ってよいシンクロが明確に掌握できるはずであります。複雑な放射状交差円群の位相が造形側細部デザインを一貫的に規定していることもまた明確であります。当追跡調査が提示するマトリクスの構造の意味と、解析手法の一貫性を把握して頂いていれば、この強靭なシンクロが偶然によって起こり得るものではないことをもまた理解して頂けるものと思います。後世、インド初期大乗の造仏理論や日本の古代鏡にまったく同じ造形論理が正確に受け継がれているのであり、さらにこの歴史位置からケルト遺品において過去領域経路が見出されるのは確実なのであります。

中国鏡(前漢時代)
tauB1-8con-up.jpg

二分割オーバーラップ 8units-radial-connection PDF
tauB1-8con-div-up.jpg

8units-radial-connection PDF(線幅 0.25)
tauB1-8con-075-up.jpg

マトリクスの基本構造(単位図形)
http://revorida.sblo.jp/article/28716157.html
単位図形の6方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-6con-05.pdf
単位図形の8方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-8con-05.pdf
重要遺品解析図版リスト
http://revorida.2-d.jp/buddhism-1.htm

posted by コマプ墨田 at 00:18| 古代鏡関係調査

2010年04月20日

前漢時代の中国鏡 解析

前漢時代の中国鏡という以外の手元資料が全くない状況で御座います。しかも、元図版が小さく網点モロ状態の為、PDFでの拡大段階によってはモアレ発生があるかもしれません。しかし、この遺品は8方向放射状マトリクスの同調が極めて明瞭であり、精度的にも高いものでありますので、何をおいてもまずはUPした所存で御座います。縮小連鎖の3つの同心円全てが造形側同心円とぴったり一致しております。マトリクス対応模範解答のような作例。

8units-radial-connection PDF(線幅0.25)
tauB1-8con-075-up.jpg

マトリクスの基本構造(単位図形)
http://revorida.sblo.jp/article/28716157.html
単位図形の6方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-6con-05.pdf
単位図形の8方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-8con-05.pdf
重要遺品解析図版リスト
http://revorida.2-d.jp/buddhism-1.htm

PS:分割解析図版UPしました。→その2
posted by コマプ墨田 at 00:42| 古代鏡関係調査

2010年04月12日

正倉院宝物 「螺鈿花背鏡」の構造解析

この遺品は、当追跡ミッションが提示するところの、大乗仏像造立マトリクスそのものの写し取りで御座います。6放射状連結マトリクスをそのまま素直に具体造形に転じさせたもので、この造形論理の歴史現実をまことに解りやすく示してくれる好作例と言えましょう。

ただ、これまでに提示してきておりますところの高精度の遺品と比較するならば、マトリクス対応精度においてはさほど高いとは言えないのであります。外周の円のゆがみが縦方向に若干強く、また放射構造に関して正確さが乏しいわけです。見た目にも外周で正六角形放射軸でのずれが分かります。しかしこれは表現技法が螺鈿細工である為にどうしても限界があるものと思われます。マンダラのような描画技法のようには製作出来ないわけです。とはいえマトリクスとの対応を把握するには十分の内容であり、マトリクスと表現図像の対応関係が最も理解しやすい内容であることにおいて重要な遺品と言えましょう。

螺鈿花背鏡(正倉院 8世紀)
pearl-inlay-8th-up.jpg

螺鈿花背鏡(正倉院 8th) 6放射状連結 PDF(線幅0.25) PDF(線幅0.5)
pearl-inlay-8th-6con-up.jpg

マトリクスの基本構造(単位図形)
http://revorida.sblo.jp/article/28716157.html
単位図形の6方向放射構造
http://revorida.2-d.jp/method-radial-6con-05.pdf
重要遺品解析図版リスト
http://revorida.2-d.jp/buddhism-1.htm

posted by コマプ墨田 at 21:30| 古代鏡関係調査

2009年12月12日

新山古墳の三角縁仏獣鏡でググってたら

なんと現物が上野の博物館に明日日曜日まで常設展示になってるではないですかと、こりぁラッキーとさっそくチャリで出動で御座います。んが、もはや昼もはるかに回っておりタラタラ行ってると着いたら閉館時間という事態もあるわけなんで、アキバまで電車で行ってそこからチャリを起こして北上というハショリプラン決定。上野はけっこう自転車留めるところ(正規)があるので助かります。駅の上の遊歩道を超えて公園を横切りいよいよ博物館入場で御座います。

touhaku-ncvb-up.jpg

まだ3時半、よっしゃ余裕で御座います。目玉展示やってない時にここに来ると時間が止まったかの感覚を味わえ実に精神的によろしいです。

日本の古代遺品は、スター級展示メインステージ平成館の片隅に地味ぃ〜に押し込められております。昔は表敬館だったのになぁ。あの頃はよかった(泣 なんかイメージ→ 厄介者を立ち退かせていちお場所は与えた、みたいな、そんな感じっす。まずは新山古墳の鏡を拝ませて頂きまshow〜とばかりスタスタ縄文コーナーから百年単位ですっ飛ばす。見ると三角縁神獣鏡の系統図を構成するように配置したコーナー。ここで砂。あったあった。その組織から一個だけがはずれて単体で新山古墳の仏獣鏡が置かれてある。なにしろこの時期に仏像ですからね。ん〜、なるほどねぇ、写真では分からなかった起伏の立体状況を確認。画像もばっちり撮る。昔と違ってフラッシュ使わなければ自由に撮影していいというのは大進歩で御座います。

touhaku-shinyama-up.jpg

と、本日の最大目的を果たしたので他もたらたら見て回る。前回来たと時にこれは無かった気がするなぁ。この系統の縄文がまたいいので御座います。

touhaku-oert-up.jpg

スペシャル-インパクトのこちらは前もあった記憶がある。これ頭が大きな器になってたということ? すげー。深いです。

touhaku-krnty-up.jpg

これって古墳時代なんだろか? 確認を怠ったのが悔やまれる。すごい造形センスじゃないスカ。

touhaku-ncvb-up.jpg

しかし、今日の拙者のフィーリングに一番はまったのはこちらで御座います。

touhaku-hgto-up.jpg




posted by コマプ墨田 at 22:07| 古代鏡関係調査

2009年04月19日

藤崎遺跡出土 三角縁神獣鏡

上部が曲がってしまってるのは残念ですが、十分検証に耐えられる状態で、やってみるとかなり興味深い内容で御座います。既出の朱紋鏡と同じ藤崎遺跡出土で、やはり朱紋鏡同様かなり高度。

三角縁神獣鏡(藤崎古墳(単位-up.jpg

ブログupのjpg図版で放射連携構造を重ねても現物自体を覆い隠すのが見えるだけであまり意味が無い気もするので、正規構造である4連携の解析図版はこちらPDF参照でお願いします。単位図形を4個放射状に連携させたもので、上の単位図形オーバーラップに対して45度軸を回転させた状態で御座います。

三角縁神獣鏡(藤崎遺跡/4連携/線幅0.3)

基準図形同心円二段目のシンクロが確認できます。若干外周と中心が合わない感じもありますが、本来の精度の問題なのか湾曲してしまったため生じてる要因か分かりませんが、シンクロ認知許容範囲十分で御座います。4個の乳の基準図形との対応に注目頂きたく思いますね。朱紋鏡ともども藤崎遺跡のは優等生作品という感じですねぇ。



posted by コマプ墨田 at 01:15| 古代鏡関係調査

2009年04月13日

ケルト円盤等の同心円比較検証

前回のグプタ時代仏立像他の比較検証と同じ手法の比較図版で御座います。基準図形から抽出した同心円に異なる各地各時代の遺品を当てはめたもの。上から、ケルト円盤、藤崎古墳出土朱紋鏡、漢時代中国鏡、救世観音光背、の4遺品となります。基準図形同心円三段目の対応が今回のテーマで御座います。ケルト円盤と救世観音光背は三同心円全てが対応しております。

朱紋鏡と中国鏡の基準図形同心円三段目に対する対応は二重円の外側に合わせるという同じ設定で御座います。朱紋鏡のシンクロ度はかなり高いものであります。

比較図版2(ケルト等4面b-up.jpg

PDF

PS 補足
昨夜最初にUPした時と救世観音光背箇所を別図版に差し替えました。当初、救世観音光背の同心円が正円になっておらず基準図形とのシンクロも他より弱いと書きましたが、これは前回の写真の具合によるもののようです。この拓本の図版で再試行したらご覧のようにかなり精度が高いことが分かりました。救世観音本体の基準図形に対する脅威の精度を考えるとこれが当然で御座います(謝

救世観音像本体の解析はこちらを参照下さい。
http://jam.velvet.jp/mathura-text-b01.html

救世観音光背拓本図版引用サイト
http://members.at.infoseek.co.jp/yamashina/halo/kuzekanj.htm
posted by コマプ墨田 at 03:14| 古代鏡関係調査

2009年04月11日

古代鏡の基準図形対応精度

古代鏡の構造解析の最初の頃の作例を6連携基準図形で合わせてみるかとひとしきりやってたのですが、この作例は精度的には数段ここまでの優品からは落ちますですね。残念ながら重ねる情熱が尽きました。同心円の二段目はシンクロしてるので基準図形はベースになってるはずなんですが、意図してるはずの正六角形さえも不正確で御座います。まぁ同心円二段目の一致ということならむしろこの一個基準図形対応図版で十分で御座いましょう。まぁ見た目で正六角形になってないのは分かって始めた作業ではあるのですが。

三角縁2(解析.jpg

どうも基準図形対応の精度に関しては「超マイスター級」から「一応意識されてる級」までランクがありそうで御座います。当ブログ既出の漢代(かそれ以前)とされる2枚の中国鏡と新山古墳出土の仏獣鏡の精度に関しては、人間技としてこれより上は望めない水準で御座います。

図版引用サイト
http://www.city.habikino.osaka.jp/info/115/bunkazai/iseki/kaisetu/k_sankakubuchi.html
posted by コマプ墨田 at 21:28| 古代鏡関係調査

2009年04月09日

中国の鏡(基盤図形4連携作例)

最初に提示した中国鏡よりも最外周円に歪みがあるので基盤図形の正円とは完全一致しないのが残念で御座いますが、十分の精度範囲と思います。これもすばらしいですね。乳というらしいんですが、4個ある丸いポッチですが、この位置と形状の基盤図形からの引き出し方が涙もので御座います。PDFでたどってみてくださいませ!

中国鏡4(4conect-up.jpg

PDF(線幅3)

あ、ウェブUPの画像は線が細すぎてあまりにわからなすぎた。
帰宅後作り直すかも。何だっけ、この店、とにかくあと5分で閉店なのでPC閉じます。

PS 図版入れ替え作業完了しました。
posted by コマプ墨田 at 21:51| 古代鏡関係調査

2009年04月05日

渡来鏡の構造を調査中(未完状況

なもんで、ジョナサンのカウンターでひとしきりこのサイトの二塚山古墳出土の鏡、中国から来たものらしいんですが、これと基準図形の重ね作業をやっていたわけですが、この遺品に関しては八方向放射状の連結でしょうからそれでやってみてるのですが、もう図形の方が細かくなってしまって、画像の方を覆い隠してしまう状態で確認作業がめちゃ大変で御座います。どうもこないだの漢時代かそれ以前らしい中国鏡や新山古墳の仏獣鏡ほど歯切れよく示せない感じもありますが、要所交点などシンクロ精度は十分ありそうですね。

http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/k-yda1/k-yct1/k-yst2/IPA-yos860.htm
posted by コマプ墨田 at 22:41| 古代鏡関係調査

2009年03月30日

これもまた恐るべき実態! 新山古墳出土 三角縁三仏三獣鏡

先日の紀元前の中国鏡と同水準の造型感覚と精度。凄いです! PDF線幅0.25で細部移動でシンクロ具合を確認ください。基準図形から仏像を引き出す造形センス!

三仏三獣鏡(新山古墳6conect-up.jpg
PDF(線幅0.25)
PDF(基準図形)

6連携オーバーラップだと本体がどうなってるか把握しづらくなってるので、最初の1個単位のオーバーラップ(盤面拡大)と照らし合わせて確認してもらうのがいいかと再掲。特に仏像と1個基準図形の位置関係を把握してもらって、それから6連携PDFで見てもらうといいです。

三角縁三仏三獣鏡(解析a.jpg
PDF

PS:帰宅w
シャノアールで出先PCで作ったらわずかにズレがあった。
近く修正します。まぁこれでも把握は十分ですが。

PS2:と思ったけど、
許容範囲なのでいいことにしました。かなり精度は高いとはいえ
完全な正円ではないので現物も微妙な誤差はありますもん。分かるし。

posted by コマプ墨田 at 20:38| 古代鏡関係調査

2009年03月24日

中国の鏡(戦国時代)によって拡大してしまった歴史MAP

「図説世界文化史体系・中国T」によると、この鏡は中国の戦国時代、なんと紀元前221〜403年だそうですが、その時代の遺品という話になってるので御座います。本当でしょうか。そりぁ本当でしょうけど信じがたい現実です。この時期にあの完全無欠の造形理論が既に確立してたとなると、インド大乗造形や紀元後の鏡の構造を合理的に説明するどのような伝播系統を考えればいいので御座いましょう。途方にくれます。少なくても、グプタ期に拡大したとばかり思っていた大乗仏教造形の高度な造形理論出現以前に、そっくりそのままの内容が大乗仏教の影も形も無かった時代に既にあったということは事実なので、大乗はその伝統を引き継ぎつつ仏教論理に乗せて独自拡大させた一潮流ということになりましょう。

china-mirror-3con-05-up.jpg

PDF(3連携/線幅0.25)

中国の歴史をあわてて確認すると、大月氏と中国側の関係がこの時代から漢時代にかけてかなり密接であるようです。となると、初期マトゥラー仏教時代のインド王朝であるクシャン朝のルーツが大月氏ということなので、双方に共有される文化基盤があったやもしれません。漢時代になると西欧側との直ルートも確立します。同じ構造をケルト文化も熟知しているという事実もある。ミステリーの立体交差状態になってしまいました。ざっとみたところ、この戦国時代の中国鏡だけではなく、同時代の他の遺品にも構造は見出せる感じですし。



posted by コマプ墨田 at 21:07| 古代鏡関係調査

2009年03月22日

中国の鏡 恐るべき構造の実態!

落ち着いて考えたら解りました。このように三方向放射状に基盤図形を組んでいたに決まってますね。重ねてみるともう何も言うことない感じです。ひれ伏すばかりで御座います。ネット内の画像を用いて漢時代以前の中国鏡の検証もいくつかやってみてますが、今のところ一連の論理が見出せないものの方が珍しい状況で御座います。こうなると三角縁神獣鏡がマトゥラー造形の直系だと簡単に断言も出来ない気がしてきました。途方も無くテーブルが広がってしまった状況で御座います。あまりにも微細で複雑なのでPDFファイルの方で部分拡大して見てもらうしかないですね。これじゃ線幅0.25も要ります。

china-mirror-3con-05-up.jpg

PDF(3連携/線幅0.25)


追記
さらに考えたら6方向連携の作図じゃないかと思ってやってみたところ、もはや絶句なのですがこれが真実でしょう。PDF線幅0.25で細部を拡大して移動しながら確認すると(それしか確認方法ありません)、黄色の抽象デザインは当然として、その間の区間、虎vs戦士と2箇所の生物風表現も見事に基準図形から導かれているのが分かります。(補足:ただし図版位置で上部左右の黄色デザインは若干中心軸からのずれがあります。)

china-mirror-6con-05-up.jpg

PDF(6連携/線幅0.25)


基準図形(6conect-up.jpg

PDF(基準図形のみ/線幅0.25)


posted by コマプ墨田 at 18:00| 古代鏡関係調査

中国の鏡

ほとんど知識がないので調査中です。とりあえず、「図説世界文化史体系・中国T(角川書店)」というのを古本で購入(500円Thanks価格)。見ると、え?これって見た目ケルトなんですが?という図版があり、ネット内をさがしたら御座いました。これです。さっそく検証作業をやりましたら、見かけどおりのとんでもない代物でした。この凄さはPDFの方で細部を拡大して見ないとちょっと解らないかもしれません。

中国鏡1(解析up-a.jpg
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中国鏡1(解析up-d.jpg
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図版引用サイト
http://www.pbase.com/johnglines/image/21634335

やはり基準図形三段階連鎖の造形理論伝承が明確で御座います。基準図形同心円三段目が造形側の強調円にシンクロしています。基準図形側よりやや内側に造形側の円があるかに見えるかもしれませんが、この円よりさらに外に別の円が描かれており、基準図形三段目の円はこの円にほぼ重なっているので逆に状況が見えにくくなっております。原画サイトも確認ください。見た目ケルトと思わんばかりの黄色い抽象デザインはものの見事に交差領域に規定されております。図形三方向と神獣三方向それぞれを中心軸に当てた検証をやってみたところ全て基準図形との対応が見受けられます。この遺品が本当に紀元前となると、ケルト文化と極東側の関係がものすごく接近してしまう気がします(・・; マトゥラー仏教造形の流れをも支流と位置づけざるを得ないユーラシア全土に展開する一大マップを考えなければなりません。

PS:追加 中国鏡
同じサイトにある図像からの解析。基準図形同心円三段目と造形側強調円は、微妙な誤差はあるがシンクロ精度は十分に高い。基準図形同心円二段目は、造形側の四個の突起の中心に対応している。

中国鏡4(解析up.jpg
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posted by コマプ墨田 at 02:23| 古代鏡関係調査

2009年03月19日

三角縁神獣鏡の造形理論の古代史上の意義

三角縁神獣鏡の造形は、インド・初期マトゥラー仏の造形理論の直系であることは確実である。よって、インド本土でグプタ期に拡大炸裂に至る主流と併走した、北東アジア領域での高度な分岐領域の存在を考えざるを得ない。三角縁神獣鏡に見られる造形理論はマトゥラー造形理論に極めて忠実であり、他の付加要素が全く見出せないので、この造形集団のルーツはインドの主流にあると考えざるを得ない。飛鳥時代のグプタ理論を把握した集団の到来を待たずして、これだけ早い時期に初期理論を携えた集団が日本まで到達していたことに驚きを禁じえない。

PS
しかしさらによく考えたら、事はより錯綜していることに気がづいた。これも15年以上前に置き去りにしていた領域であるが、マトゥラーを遡って既にケルトにこの造形理論は存在しているのを自分は確認していたのだった。すなわち、インド仏教造形集団を経由しない系統をも考慮して全体マップをイメージしなければならないということである。実際、三角縁神獣鏡以前の中国出土の鏡の出現時期から考えると、マトゥラー理論が到達する以前に同じ論理に根ざす鏡はありそうだ(具体作業未着工です)。ここいらの考察がかなり重要になるか? とはいえ、三角縁仏獣鏡に関しては、新山古墳と赤城塚古墳の遺品に見られる仏像の基盤図形への当てはめ方を考えると、やはりこの筋はマトゥラーに繋がると捉えるのが自然であろう。

PDFファイル追加

新山古墳出土 三角縁三仏三獣鏡 PDF

藤崎古墳出土
朱紋鏡PDF
三角縁神獣鏡PDF


posted by コマプ墨田 at 16:03| 古代鏡関係調査

藤崎古墳出土の鏡

二枚ともかなり精度の高い基準図形とのシンクロが認められる。小型の朱紋鏡の方は単純な意匠ゆえに、基準図形の合理性がそのまま乗り移ったかの様態である。

朱紋鏡 (藤崎古墳)
朱紋鏡(藤崎遺跡.jpg
朱紋鏡PDF

三角縁神獣鏡 (藤崎古墳)
三角縁神獣鏡1(藤崎遺跡.jpg
三角縁神獣鏡PDF


図版引用サイト
http://inoues.net/ruins/nishijin.html
posted by コマプ墨田 at 15:30| 古代鏡関係調査

赤城塚古墳出土 三角縁仏獣鏡

赤城塚古墳出土の三角縁仏獣鏡に造形されている二つの仏像をそれぞれ基準図形の中心軸上に移動させた新たな解析図を作ってみた。新山古墳出土の三角縁三神三獣鏡の観点と同じく、基準図形連鎖三段目の円弧交差領域の規定により造形されていることが分かる。

三角縁仏獣鏡(赤城塚古墳・右仏.jpg

三角縁仏獣鏡(赤城塚古墳・左仏.jpg

図版引用サイト
http://sgkohun.world.coocan.jp/GUNMA/itakura/akagi.html
posted by コマプ墨田 at 14:49| 古代鏡関係調査

平原遺跡の三角縁神獣鏡

日本最大の三角縁神獣鏡だそうである。基準図形側の同心円と造形側の同心円の一致はないのだが、基準図形主要交点が造形側主要同心円を規定していることは間違いない。

三角縁神獣鏡 平原遺跡出土

三角縁神獣鏡(平原遺跡.jpg

図版引用サイト
http://www.koga.org/history/f01bangai.htm
posted by コマプ墨田 at 14:34| 古代鏡関係調査

2009年03月18日

古墳時代の鏡の構造(2)

こちらも歪みが少なく基準図形との対応精度が高い造形である。基準図形同心円三段目と造形側強調円の一致が見られる。

三角縁三仏三獣鏡
京都市西京区樫原百ケ池古墳出土

三角縁(国博解析.jpg

図像引用サイト
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?processId=00&Title=&Artist=&Site=&Period=&FromNo=44101&ToNo=&pageId=F07&filmnum=44382
(学術上の利用として引用させて頂きました。)

参照→ 古代の鏡の構造問題
http://revorida.sblo.jp/article/27652509.html

posted by コマプ墨田 at 15:50| 古代鏡関係調査

2009年03月17日

古墳時代の鏡の構造の問題

グプタ期インドから飛鳥時代に連続する仏像造形の一連の構造理論の解明が一段落した15年以上前に、同時に古墳時代の鏡の構造もグプタから飛鳥に共通する仏像光背の構造と等しいという目処が立ったのだが、この分岐領域はいずれやろうとそのまま月日が過ぎてしまったのである。いざ思い立って解析作業をやってみる。すると案の定というか思っていた以上にはっきりした事実が出た。当方の仕事で一般世間に照らして唯一まともな領域が、初期マトゥラー仏から飛鳥仏に一貫する造形構造の調査解析であるが、そこで明確となっている共通のゲージ「花のかたち」の応用が鏡の同心円造形にも確実に存在する。

注)基準図形の説明はこちらを参照願います。
単位図形→ http://jam.velvet.jp/mathura-texi-02.html
連鎖構造→ http://jam.velvet.jp/mathura-text-b01.html

三角縁神獣鏡は日本でしか出土しないそうだが、かなり綿密な基盤図形の連動が見られるので、確実に渡来造形集団の手によるものである。飛鳥仏を作り出した造形集団より先行して既に古墳時代にグプタ期仏像造形理論と同様の理論を司る集団が、既に渡来していたことが明らかである。

鏡は鋳造であるため完成後に歪みが発生する。この誤差をどこまで考慮できるかに関わり、構造存在の真偽に疑問を持つ声が予測される。であるので、なるべく歪みが少なく、基準図形を造形にどう読み取ったかという技術者の解釈が単純明快な遺品から先に提示する必要がある。そうなるととりあえずこの三枚あたりだろうと判断。

海獣葡萄鏡 (山武市真行寺家)
海獣葡萄鏡.jpg

この時期の鏡のデザインは、グプタ期マトゥラー仏の光背と同じに、「三段階連鎖基準図形」の同心円部に造形側の円構造をシンクロさせるという判断に基づくようだ。この遺品はそれを理解する好例である。造形側の最外周に基準図形側の同心円最外周を合わせると、「造形側二段目の円」と「基準図形二段目の強調円」は一致する。

画像引用サイト
http://www.city.sammu.lg.jp/benri_menu/08-kankou/bunkazai/03-n_kaijubudoukyou.html


三角縁神獣鏡(羽曳野市)
三角縁2(解析.jpg

PS 訂正(09-03-18)
昨日以下のように書いたのですが、やはり三角縁系の鏡も基準円は実物の最外周に一致することが判明しました。やや誤爆でした。しかしこの検証はより合理的な結論に至った次第で御座います。混乱の種とならぬように誤爆の図版は下げまして、適正な図版と入れ替えました。

(誤記)
日本特有の三角縁系の鏡の場合は、造形側最外周ではなく、それより一段内側の三角形円周外円に基準造形最外周円を当てるという選択が成されている。

画像引用サイト
http://www.city.habikino.osaka.jp/info/115/bunkazai/iseki/kaisetu/k_sankakubuchi.html


三角縁三仏三獣鏡 (新山古墳)
三仏三獣鏡(解析s.jpg

三角縁三仏三獣鏡(解析a.jpg

新山古墳出土 三角縁三仏三獣鏡 PDF

グプタ期仏像の光背の多数の同心円は基準図形に発生している主要な交点が半径を決定しているが、三角縁系の場合も同じであることがこの遺品から読み取れる。この鏡は全体の歪みが他に比べて非常に少なく、かつ造形と基準図形の一致が細部にわたり明確な貴重な遺品である。重大な事実は、図版の位置で中心軸上にある仏像の形態が基準図形の詳細構造から割り出されていることである。これは完全に初期マトゥラーから一貫する仏像造形理念の踏襲なのである。ひとつ上の図版の三角縁神獣鏡も精度は及ばないものの同じ内容が確認できる。

この仏獣鏡は基準図形同心円三段目に造形側の強調円を一致させている。外側の鋸文の同心円帯は基準図形主要交点に規定されていることが容易に確認できる。非常に精度の高い遺品である。

画像引用サイト
http://blogs.yahoo.co.jp/anamorura55/archive/2007/04/16


三角縁仏獣鏡 (赤城塚古墳)
三角縁仏獣鏡(解析.jpg

基準図形側の二段目同心円と造形側の強調的な円の一致が見られる作例。基準図形の二段目か三段目かどちらか一方に造形側の強調円を当てるという様式美があるのだろうか? とりあえず今のところ二段目と三段目の両方に強調円が当てられた遺品には行き当たってはおりません。

画像引用サイト
http://sgkohun.world.coocan.jp/GUNMA/itakura/akagi.html

参照 仏像関連調査
http://jam.velvet.jp/mathura-buddha.html
http://www7.ocn.ne.jp/~jabrec/buddhism.html

画像は併記した各サイトより学術上の利用として引用させて頂きました。







posted by コマプ墨田 at 15:31| 古代鏡関係調査